夏休み福祉・ボランティア体験講座「サマートライアルツアー2025」を開催しました!

中学生を対象とした夏休み福祉・ボランティア体験講座「サマートライアルツアー2025」を令和7年8月1日(金)に開催しました!
1. 開催目的と概要
本講座の目的は、中学生が夏休み期間中の体験を通じて、福祉やボランティア活動への理解を深め、将来的に活動に参加する人材を育成することにあります。
対象者: 沖縄市内の中学校に在学または沖縄市在住の中学生。当会会長が認めた中学生
場所: 沖縄市社会福祉センターおよび沖縄県介護実習・普及センター。
内容: 福祉講話、福祉用具見学や車いす体験などを実施しました。
協力機関: 沖縄県介護実習・普及センター、合同会社canvas ケアプランセンターなないろ
参加費: 無料
2. プログラムの主な内容
当日は、沖縄市社会福祉センターにて開講式とオリエンテーションを実施した後、社協ボランティア担当者による「ふくし・ボランティアについて」の講話が行われました。
また、合同会社Canvas ケアプランセンターなないろ所長の大城真也氏による「福祉のお仕事について」の講話もありました
午後はバスで移動し、沖縄県介護実習・普及センターにて体験学習を実施しました。体験学習では、車いす体験や福祉用具の見学が行われました。
最後に、社会福祉センターに戻り、感想のまとめ・記入・共有を含む総括と修了式が行われ、参加者には『修了証』を発行しました。
3. 参加者からの主な学びと感想
参加した中学生からは、福祉に対するイメージが一新されたという声が多く寄せられました。
福祉の認識の変化:
     福祉とは、「障がい者向け」というイメージから、「意外と身近にあって、高齢者にもしっかり使えるような形のもの」「普段のくらしの幸せをつくるものであると理解しました
    福祉のなかにボランティアが含まれていることを知りました
体験からの発見:
     高齢者や障がいを持つ人が使う用具が思っていたよりも多くあることに驚き、その利便性に感心しました
     車いすやベッドの仕組みについて、「使う人も手伝う人も使いやすいように」工夫され、安全かつ負担のないようにできていることに感動しました。
   ケアマネージャーが、困りごとに必要な資源をつなげるコーディネータの役割を担っていることも学びました。
今後の意欲:
   ・ 社協が全国の市町村に必ず存在することを知るなど、社協の活動について理解が深まりました。
    ・今回の講座を通し、福祉について以前より興味がわき、「今後も自発的にボランティアを行い、福祉の視点を 持って生活したい」という意欲が示されました。
本講座は、中学生が福祉を身近なものとして捉え、地域社会への関心を高める貴重な機会となりました。
福祉の役割が専門家だけの話ではなく、体験学習なども通して、「ふくし」は誰もが暮らしやすい社会を作るための身近な工夫と手助けであることを、体感的に学ぶことができました。
ご協力いただいた皆様にも感謝申し上げます。